BCP研修(BCPって何?編)

先日当法人の2事業所合同のBCP研修を行いました。

令和6年4月から本格的にBCP作成と研修が義務化され、他事業所の方も頭を悩ませているのではないでしょうか?

わたくしは業務上BCPの知識はありますが、現場の職員さんはBCPとはなじみのないワードかもしれません。

(BCPって何?それおいしいの?)と聞こえそうな感じですね。

BCPとは「災害等の非常時に会社を継続的に運営していくための計画」となります。

災害時に「〇〇に避難しましょう!」はなじみがあるかもしれませんが、災害1週間後はどうするのか?の事も考えていきましょうという話です。

今回はまずBCPとは何?と話をして、その後、シミュレーション訓練(平日の15時に能登半島地震クラスの地震が福井県を襲ったら?)を行い、災害を「わが身」として考えて話合う事をしました。

送迎時に地震が起きたら?→送迎はどの時点までできる?

認知症独居の方の安否確認は?→優先順位の確認?

停電したら?→吸痰対象の方がいたら?胃ろうの方の処置は?

と様々な意見(不安点)が出てきました。

当初テンプレートを参考にして作成したBCPをこの研修を通してアップグレードしていくように今後も定期的に研修、ワークをしていこうと思いました。

能登半島地震の話を少し・・・。

令和6年1月1日、能登半島地震の発生時、奥さんの実家へ帰省していたので、石川県羽咋市にいました。妻と子供がスーパーで買い物をしており、わたくしと息子2人は車で待っていました。ちょうどアウトレット小矢部の買い物の後だったので、意気揚々としており、正月のめでたい空間を味わっていた時に、スマホに緊急地震速報が流れ、(数秒後に大きな揺れがあります)

「いつものちょっとした揺れかな・・・」と揺れを体感していたら、急に、「ドゴン!」と大きな音がなり、揺れが激しくなりました。

地震発生時は車に鍵を刺したまま徒歩で避難するようにと聞いていましたが、それよりも、「早く高台に」を優先して車で避難しました。

奥さんの実家が車で10分の山沿いだったので、ひとまずそこまで避難をしました。

夜間も余震が続き、不安な夜を過ごしました。

今年のゴールデンウィーク、震災があってちょうど5カ月がたったころに帰省をしましたが、震源地に近づくほどに家屋屋根のブルーシートが目立つようになりました。

隣県の福井にいてもメディアの報道は少なくなり、地震が非日常になっていましたが、一気に現実を突きつけられた感じでした。

幸い、義父母宅のライフラインは復旧しており、日常生活に戻りつつあります。

我々ができることは復旧等の応援も必要ではありますが、まず震災があったことを「忘れないこと」だと実感しました。

いつ大きな地震がくるかもしれません。備えをしっかりしなければならないと改めて感じました。